テニス肘(上腕骨外側上顆炎)の原因は手首や手の指を伸ばす運動をする筋肉(伸筋群)の使い過ぎ等によって肘の外側にある骨の出っ張りに過度の牽引力が働くことによって痛みを発生させます。悪化すれば筋肉の牽引力によって剥離骨折する事もあります。
テニス肘はテニスのバックハンドが原因となりテニスプレーヤーに多い傷病である事からテニス肘と言われていますが、正式な傷病名は上腕骨外側上顆炎と言います。テニスなどしていなくても、手作業の多い仕事、荷物をたくさん持つ仕事、野球、バスケット等でもテニス肘は発生します。
また、女性では手や肘の使い過ぎなどではなく、出産前後、更年期などのホルモンバランスの変動がテニス肘の原因となる場合もあります。
ご自宅で行えるテニス肘の予防としてはストレッチが有効です。前腕の外側の筋肉をイラストの様に伸ばすことが基本のストレッチとなります。運動後、仕事の後など手を使い過ぎた際には小まめにストレッチする事が大切になります。ただし、炎症が起こっていたり、ストレッチする事で肘の痛みが強くなる場合は中止してください。
また、運動時や仕事で肘に負荷が掛かる動作をする場合にはテニス肘専用のバンドもお勧めです。指や手首を伸ばす前腕の筋肉の牽引力を肘の骨に伝わりにくくするサポーターになります。
一般的に整形外科では湿布とテニス肘専用ののサポーターを処方します。症状の度合いによっては電気療法やステロイド注射などを行う整形外科もあります。
整骨院、整体院ではマッサージと電気療法、超音波、テニス肘専用のサポーター、テーピングなどが一般的に行われます。
当院では一般的に行われる、テニス肘専用サポーターや超音波なども行いますが、電気療法に関しては他院の様に低周波などではなく超一流プロスポーツ選手が使う、ES‐530を使います。
また、電気療法やサポーターだけではテニス肘の改善は難しいので、手技療法のASTR(アスター)や手関節、指関節のモビリゼーションを多用して筋、筋膜、関節の動きを改善させる施術を行います。
テニス肘の原因欄にも書きましたが、ホルモンバランスが原因となっている上腕骨外側上顆炎の場合には、肘をいくら施術しても改善する事はないので、構造と機能を改善させて、自律神経の働きを正常化させる全身の施術を行う場合もあります。
エコーによる検査で安心できました!【肘の痛み】
左肘を伸ばして手を着いてしまい捻挫の治療で当院を受診させて頂きました。エコーにより、炎症の有無などを丁寧に説明して頂きとても安心することができました。また電気治療も個人的な感じですが、よくきいたと思います。先生方スタッフの方々もとても親切な方達で雰囲気もとても良かったです。色々と治療して頂き誠にありがとうございました。
肘が痛いといった症状でも痛みの出方によって施術法は異なります。エコーを用いて患部の状態を確認し把握する事は施術をより効果的します。施術を行う上で検査は必須になります。またお身体でお困りの事がございましたら待ちしております。
【免責事項】お客様個人の感想であり効果・効能を保証するものではありません。
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