首の骨(頸椎)は7個あり、本来であればイラストの絵にもあるように首の骨は前方にカーブを描いています。その前湾カーブが消失し、7個の骨が真っ直ぐになっている事をストレートネックと言います。
ストレークネックになると何が問題になるかというと、頭は5~6キロくらいの重さがあり、前湾カーブがあることによってクッションのような役割を果たし、その重さを軽減させているのですが、ストレートネックになるとクッションの役割が低下し、頭の重さを首、肩回りの筋力によって支えることになります。また、頸椎1~5番は副交感神経の通り道、脳へ血液を送る椎骨動脈もあるので、ストレートネックがある事で、自律神経の働きが低下し、筋肉が弛緩しにくくなり、肩こりを誘発、回復しずらくし、脳への血流も悪くなるので頭痛などの症状も引き起こします。
では、ストレートネックになる原因とは何でしょうか?アメリカで有名な故Drピアーズが膨大な数の統計を調べたところ、外傷が起因している事が判明しました。外傷により、7個ある頸椎のうち、1つ又は2つがズレて歪み、動きを制限してしまっている事が起因して頸椎全体に影響を及ぼし、10年前後の時間の経過でストレートネックが完成するのです。
その、頸椎の歪みを発生させる外傷とは、出産時に頸椎を捻じって引き出した際や本人も家族も覚えていないような幼児期の転倒、転落などが赤ちゃんから幼児期までには発生しやすいと判明しております。
小、中、高校生位になると、遊びやスポーツによる転倒やコンタクトスポーツによる頭部や首への衝撃が原因になる事が多くなります。20歳以降は交通事故によるむちうち症が最も頸椎を歪ませる外傷としては多くなると統計的に分かっております。
ご自宅で行えるストレートネックのケア方法としては全身のバランスを整える様なエクササイズが良いかと思われます。首に歪みがある事が問題なのですが、首はデリケートなので首だけを強くストレッチする事は避けるのが賢明です。
ですから、首に関してはご自身で無理してエクササイズは行わずに、専門家の施術のみで解決し、その補助的な役割として全身のバランスを整えることが自宅で行えるケアとしては良いと思います。
身体全体は関節、筋膜などで繋がっておりますので、ご自身の全体的な姿勢の癖を専門家に見てもらって、それを改善する様なエクササイズをするとストレートネックを改善させるに良い影響となります。
病院などでは一般的には牽引療法や電気療法、湿布、痛み止め薬、筋弛緩剤などストレートネックからくる肩こり、首痛、頭痛などの症状を抑える対症療法が主流となっております。基本的にはストレートネックは病院などでは改善しないとの判断なので、積極的な施術をしてくれる事はありません。
整骨院、整体院では電気療法、マッサージなどが一般的に主流です。中には首を矯正すると言ってバキバキ、ボキボキ首の骨を鳴らす様な施術(スラスト矯正)を行っている、整骨院、整体院があるようですが、一時的に楽になるかもしれませんが、首の骨のズレは確実に悪化するので注意が必要です。また、その様な施術法は事故が多発しており厚生労働省から禁止とされています。
また、頸椎の歪みは触診のみで判断出来る確率は6%と統計的に分かっておりますので、頸椎の歪みを触診検査だけで施術する事は問題のない頸椎をも歪めてしまう確率が高いので要注意です。
大網白里整骨院でのストレートネックの施術法はまずは、原因欄にも書いた通り外傷が起因して、1~2個の頸椎が歪んでしまい、頸椎全体に影響を及ぼしストレートネックとなってしまっているので、原因の元となっている頸椎の歪みを見つける検査を徹底して行います。
頸椎のレントゲン画像、YPという高感度医療機器などの検査を組み合わせて歪んでいる頸椎、動きが低下している頸椎を見つけ出し、検査でも使用したYPで歪んだ頸椎に共鳴振動数を与えることで安全に、確実に頸椎の矯正を行っていきます。
機械で頸椎を押し込むような施術ではなく、あくまでも共鳴振動数で頸椎を揺らすだけなので、マッサージよりも遥かに安全で、手で行う矯正の14倍近く正確な矯正が可能となっております。頸椎はデリケートなので失敗は許されませんので、施術者の手での感覚的な施術ではなく、高度医療機器を使用する事が必要不可欠です。
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