足首の捻挫 | 大網で整骨院をお探しなら大網白里整骨院へ

足首の捻挫は骨に異常がないからと言われるからなのか、何故か軽傷と医療従事者も患者さんも思ってしまう傾向にあります。骨に異常は無くとも足首周りにある軟部組織は損傷しているのです。

足首の捻挫は靭帯組織の損傷が最も多く発生します。靭帯組織は完全に断裂してしまうと手術以外に完治はなく、骨折よりも重傷となる場合があります。ですから、レントゲン検査では異常がなくとも靭帯組織の損傷がないという訳ではないので、超音波エコー検査やMRI検査も行う必要があります。

そして、捻挫は適切な固定しないと靭帯や関節包が緩くなり、結果として関節も緩くなるので捻挫しやすくなります。また、足首には感覚受容器と言って、外力などの異常を察知する器官があるのですが、それが捻挫で破壊されると足首の反応が悪くなり、捻挫しやすい足首となる事も珍しくありません。

ですから、足首の捻挫は軽く考えないで、レントゲン検査だけでなく超音波エコー検査、MRI検査等で損傷した軟部組織の損傷度合いを見極め、それに合わせた固定、固定後のリハビリを行はないと癖になる事も多々ありますので、適切な検査、施術を行いましょう。

足首の捻挫と言っても足首の周りには様々な軟部組織がありますので、足首の捻り方によって損傷する組織や関節が違います。

損傷した組織、部位、度合いによって固定方法、固定力なども異なるので、レントゲンではなく超音波エコー検査やMRI検査などで正確な判断が大切です。よくある発生する足首の捻挫は下記の通りです。

①前距腓靭帯（最も多く発生する損傷）②後距腓靭帯　③踵腓靭帯　④二分靭帯　⑤三角靭帯　⑥前脛腓靭帯　⑦リスフラン関節　⑧ショパール関節　⑨関節包損傷　　

整形外科ではレントゲンで骨に異常がなければ、湿布やサポーターの処置のみで済ませる事が一般的に多くみられる足首の捻挫の処置です。固定や物理療法、リハビリなどはほとんど行わないのが一般的です。

ただし、捻挫は靭帯を損傷している事は把握しているので、超一流のスポーツ選手、有名選手だった場合には固定や松葉杖で絶対に後遺症を起こさない様に処置します。例えばメジャーリーガーが捻挫したら、湿布だけで済まされない事は容易に想像がつくと思います。何だか、一般の方を贔屓している様に感じてしまうのは私だけでしょうか（笑）

大網白里整骨院では足首の捻挫を軽視せずに、超音波エコー検査で損傷部位、度合いを把握して、それに合わせた固定を行います。損傷度合いが強ければ骨折よりも強固な固定をしたり、松葉杖を突いて貰う事もあります。

また、損傷した組織が早く回復するように超音波、ES‐５３０など超一流スポーツ選手が使用する物理療法なども積極的に行います。そして、固定除去後には固まってしまった関節を柔らげる様に、関節の感覚受容器の反応を上げるようなリハビリまでを行って、足首の捻挫を癖にしない、元通りの関節に戻すような施術方針を取っております。

患者さんの中にはスポーツの試合がある、練習を休めない等の事情がある方には損傷度合い、将来性、その試合の重要性等をしっかりと選手や親御さん、コーチなどと相談しながら施術に集中するのか、テーピングで痛みを少しでも軽くしながら練習や試合に臨むのかを決定します。