ランナー膝とはランナーなど走る競技を行う選手に発生しやすい事から、別名ランナー膝と言われておりますが、正式な傷病名は腸脛靭帯炎と言います。
骨盤~太ももの外側になる大腿筋膜張筋が大腿骨の下部になると腸脛靭帯という靭帯組織に変わり、膝の曲げ伸ばしなどによって骨と摩擦を起こし炎症を起こすことが原因となります。
ランナー膝になる方の多くが、膝だけが問題があるのではなく、骨盤の位置や股関節の動きなど身体全体のバランスや関節の動きに問題がある事がほとんどです。
ランナー膝が一度良くなってもすぐに再発してしまう方は、膝だけが原因なのではなく膝の外側に負荷が掛かりやすくなっている走り方、身体の動かし方、身体全体のバランスに原因があります。
ランナー膝の予防は当たり前ですが、運動前後のストレッチです。また、走り過ぎた後や痛めやすい方はランニング後の15分程度のアイシングで炎症を起きにくくさせることも有効です。
身体全体のバランスが悪く、膝に負荷が加わってしまうような方は、膝そのもののケアや予防よりも身体のバランスを整えるエクササイズが大切になります。身体全体のバランスを整えるエクササイズは専門家に身体を診てもらいメニューを組む必要があります。
人によって身体のバランスの問題点や癖は異なるので、左の尻はストレッチ、右側は筋トレなど必要とされるエクササイズは十人十色です。それを間違えてやってしまうと、身体のバランスが逆に悪くなることもあるので、メニューは必ず専門家に組んでもらいましょう!
整形外科など病院では一般的に安静にして下さいと言われ、湿布とサポーターの処方が多いと思います。リハビリ等を行う施設があれば電気治療やマッサージなどを行うようです。
整骨院や整体院ではアイシング、ホットパック、マッサージと患部への電気療法が多いかと思います。テーピングなどを行う整骨院も増えてきました。整骨院でも病院、整体でも一般的には局所の施術を重要視して症状を抑える対症療法がメインとなっています。
大網白里整骨院では上記に記載した一般的な整形外科や整骨院と同じような対症療法も行いますが、メインの施術は原因を改善させる根本療法となっております。
膝関節の動きを滑らかに、腸脛靭帯の動きをスムーズにする為にはマッサージでは難しいのでASTR(アスター)、モビリゼーション、MET(マッスルエナジーテクニック)、等を一人ひとりの状態に合わせた施術を行います。
これまで書いたのは局所的な問題に対しても施術ですが、原因欄にも書いた通り、身体全体のバランスや関節機能に問題がある方に対しては身体の構造(姿勢)と機能(関節、筋肉、神経、血管)を正常化させる施術も行わないと根本療法とはならず、再発を繰り返すことになるので、身体全体の歪みを整える、構造と機能を正常化させる様な施術をメインで行います。
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